社会人になり一人暮らしを始めたばりでお金がかかるので、土日どちらか夜働いて生活費の足しにしようと始めたのがきっかけでした。当時、1日出勤すればOLの月給に達することもあり、結果的に徐々に夜の住人になっていきました。これが人間の多様な側面を見る修行の始まりになるとは思っていませんでした。
まず初めに学んだことは、
上半身の社会=建て前の社会
下半身の社会=本音の社会
ということです。
男性達は昼間は一般的な社会人であっても、性のこととなると全く別の人格が存在します。妻や彼女の前ではもちろん、社会では絶対見せることのない別の顔があります。セックスそのものだけではなく、それにまつわる性的嗜好、色恋、嫌がらせ、暴力、盗み、恐喝など人間らしい俗欲全般に付き合うのが風俗の仕事です。